ある日の一ページ.

『結婚式をするかどうか』
ブライダルフェアで初めて会ったあの日.
最後まで悩んだのは原点であり、核心でした
ふたりで夫婦での、家族での日常をスタートさせているから今更節目がいるのかと
でもそう思う反面、どこかで結婚式への、家族への想いがあるんだと
気持ちを聞かせてくださいました
だからこそ、
『やろう』とご決断いただいた想いが、理由が本当に嬉しかったです
託してくれた一日を両手から溢れんばかりの愛をもって
めいいっぱいの想いを詰め込んだ一日をぜひのぞいてみてください
はじまり.

春の陽気に包まれたこの日.
待ち望んでいた時間が今か今かと迫っている緊張感を感じながら
それでもどこかいつもの顔をのぞかせながら準備する時間もかけがえのない時間.
二度と戻ってこないから
この緊張も忘れないようにと必死にかみしめる





親って、子どもって



天使と一緒に過ごした準備期間.
一緒だから頑張れたことも、一緒だからしんどかったことも
いろんな気持ちが、時間があったから今日がある.
俺を、私を、親にしてくれてありがとう.




送り出す気持ちが少しでもわかるようになった今だから
ハレの姿を見せる意味を持てるようになった
送り出してくれる そんな今に心からの感謝を込めて
育ててくれてほんとうにありがとう.



思い出のひととき.





ふたりの出会いのきっかけに思いをはせる時間も
挙式の後は楽しむ時間.
あの日のように騒ぎながら、あの日教えてもらっていた恩師にも参加いただいて
ふたり共通の“バスケ”をみんなで振り返る.
これからの糧となる時間.





入場シーンからありったけの『おめでとう』に包まれ
たくさんの愛を受け止めている姿がとても印象的でした







海鮮が大好きなふたりのケーキは
海鮮チラシ寿司で.
美味しそうに口いっぱい頬張るおふたりが愛おしかった





だいすきなおじいちゃん、おばあちゃん、恩師
これまで大きくしてくれてありがとう
そんな想いをこめてエスコート役に任命.




披露宴後半は想いをカタチにして返す時間.
おふたりからの贈り物はゲストの顔を思い浮かべながら
一つ一つ選び抜いたもの.
好きなものを持って帰っていただけるよう、
ビュッフェスタイルにこだわりました






一日の結びはありったけの想いを伝える時間.
結婚式をするきっかけになったおじいちゃんおばあちゃん、
普段から一番に味方になってくれるお父さんお母さん、
結婚式をすると決まってからもう一度向き合うことにしたお父さんお母さん
“この日だから伝えられる想いがある”
ありきたいな言葉ではなく、等身大の言葉で
もう一度思い出させてくれたふたり
深く広い愛に包まれたひとときとなりました





そして大熱狂の中ご退場.
この熱狂はどれだけ経っても忘れられないと思う





準備期間の途中
『本当にやる意味はあるのか』と周りに言われた時もありました
どうしようと相談してくださったことも
お打合せの度に準備が大変と不満を漏らすこともありました
それでも、あの時決めた『やる』を一度もぶらさず
当日まで一緒に歩んでくださったことに心から感謝しています
一緒に手を繋いで歩いた学生だったあの帰り道のように
これからも手を取り合って
ふたりにしか作れない家族を、想い出を作っていってください
日常に少し疲れてしまったときに
ふと思い返せるそんな一日になっていますように
そのきっかけになればと思い、レポートを綴ってみました
これから先の日常が
あたたかいぬくもりに包まれますように――
ふたりと天使の幸せを心から願っております
SOLA KOBE
藤原 萌果